ミラノ市内の交通規制「Area C」改正


 このところのミラノは日中はバイクにも乗れるほど気温が上がってきて、少しずつ春の訪れを感じるような気候になってきました。

 今週よりミラノ市内の規制が変更となり、Area Cと呼ばれる市内の交通規制がより厳しくなりました。
 このArea Cというのはミラノ市内のさらに中心部付近を一体のエリアとしてArea Cと呼び、このゾーンに入るのには通行料を支払わなくてはいけないというものです。早朝や夜間、週末は規制がないのですが、平日の日中は中心地へゆくには有料という制度です。約3年前からもこの制度はあったのですが、今回の改正によりディーゼル車の通行がかなり厳しくなり、ユーロ5以上の車でないと通行ができなくなりました。現在販売しはじめたディーゼル車の中にはユーロ6に相当するものもあるのですが、ユーロ5の規定が定着したのが2011年。それ以前のユーロ4以下は通行が禁止ということになりました。
 イタリアではガソリンの値段が高く1リットルあたり180円―190円程度(1ユーロ=120計算)。車体価格は高くても燃費が良く単価も安いディーゼル(160円ほど)の普及率は50%ほどと言われています。電気自動車やハイブリッド車にはArea C規制はありませんが、イタリアではタクシーを除くと一般的にはまだまだ普及していません。
 ミラノ市としては市内のスモッグの軽減、渋滞緩和という理由を挙げています。しかしこの制度を導入して3年間市のスモッグは以前とほぼ変わりなく、それにエリア外の渋滞がさらにひどくなることから、ほとんど効果がないとも言われていますが、この制度が市の財源になっているのも事実のようです。
 今週は市のインフォメーションに何度も電話をしましたがなかなか繋がらず、今後フィールターなどを装着すると市内に通行ができるようになるのか知り合いの車屋に聞いてもあまりまだ詳しいことを知りませんでした。また今後規制が変わるかもしれないから様子をみたほうがいいと言われましたが、日本というのは何かリスクを予想をしながら物事を進めてゆくような考え方が一般的ですが、こちらイタリアではまず行動して、その後問題が浮上してくるとそれに対応するというほうが一般的です。

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