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ミラノの夏はフランチャコルタ

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 連日気が滅入るニュースが流れていますが、北イタリアでもしっかりと夏が訪れています。さすがにハイシーズンとあってか、ミラノ大聖堂前は炎天下の元入場を待つ長蛇の列ができていました。

 ここ数年夏になるとミラノではフランチャコルタという発砲系の白ワインが人気で、大袈裟にいえばこの暑い時期は猫も杓子もフランチャコルタという雰囲気です。イタリアでは発砲系の白ワインは一般的にスプマンテと呼ばれたりしますが、フランチャコルタはシャンパーニュ地方で作られる発砲系の白ワインをシャンパンと呼ぶように、フランチャコルタという地域で作られた発砲系の白ワインのことを意味し地方の名前がそのままワインの名前になっています。
 イタリアではヴェネト地域で作られるプロセッコ、エミリアロマーニャ地域のランブルスコなど、地域ごとで作られるワインに独特の名称をもったものがありますが、フランチャコルタもその一種です。
 それではなぜミラノではフランチャコルタが最近人気なのかと言えば、去年のエキスポの際に独自のブースを構えたり、街に大きな看板が掲げられたりと広告にも力を入れていることもあると思いますが、基本的にはミラノから距離が近いということが挙げられると思います。
 フランチャコルタという地域はミラノから東に向かって車で1時間ほど、イセオ湖という湖の南部に位置します。4,50年前にはワイナリーも20件ほどしかなかったとのことですが、知名度、そしてワインを作る上質な地形から近年どんどんと数が増し、最近では100件ほどのワイナリーが存在する新しいワイナリー地域になっています。おそらくはイタリアワインを知る人はフランチャコルタという名前も聞いたことがあるかと思いますが、年間100万本を超える3大フランチャコルタワイナリーとしては、
 ベラビスタ http://www.bellavistawine.it/
 カデルボスコ http://www.cadelbosco.com/it/ca-del-bosco/ispirazione/
 カヴァッレッリ http://www.cavalleri.it/IT
 などが有名です。フランチャコルタの特徴としてはまずコストパフォーマンスが高いということが挙げられます。スーパーやエノテカ(ワインを売るお店、バーなど)でもフランチャコルタは10ユーロを切るものはほとんどなく、スプマンテなどよりも一般的には泡立ちがきめ細かく、香りたかく、それでいて料理とも相性が良いというイメージがあります。それでも高級ラインのベラビスタのものでもお店で買えば40ユーロはしないので、まあ、今夜はせっかくだからフランチャコルタにして、甘美な夏の一夜でも過ごそうか、というときに絶好のアイテム、という感じでしょうか。

 先日は中堅のワイナリーVilla Franciacortaというところを訪れました。
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 こちらは年間30万本のワインを製造するとのことでフランチャコルタでも中堅のワイナリーです。
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 美しい泡立ちの年代ごとのフランチャコルタがテイスティングできたのが印象的でした。

 他にもSan Cristoforoというワイナリーを訪問。
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 こちらのワイナリーはそれほど規模が大きくないのですが、日本にも出荷しているとのことで日本食などにも相性がよさそうな印象を受けました。
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 チェレステさんというオーナーの娘さんが丁寧にワインの説明をしてくれ、家庭的なワイナリーならではのアットホームなおもてなしをしていただきました。
 
 個人的にはフランスと言えばシャンパン、スペインと言えばカバ、イタリアと言えばフランチャコルタという夏の発砲系の白ワインを代表する風物詩になるよう願っています。
 とりあえずまだまだ暑い日が続きますが、皆様良い夏をお過ごしください!

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