ミラノサローネ 2016(4)トルトーナ地区 「AISIN」

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  トンネルの中に広がる幻想的な風景。大小の歯車がゆっくりと回転し、そこに開けられた無数の 穴から木漏れ日のような光が射し込みます。作品奥に鎮座する大木に触れると、まるで人のエネ ルギーが伝達するかのように、歯車と光が伝播し変化しゆく。歯車はクルマ社会を支え続 けるアイシンのシンボルであり、足元に広がる光の風景は豊かなクルマ社会を表現。STK_1241 (2)_R
 今回の展示を務めた「吉本英樹氏」。現在はロンドンで活躍され、レクサスデザインアワードの受賞者でもあります。
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 今回のメイン展示は新製品の「おえかきミシン」
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 色とりどりのミシンがあって、かわいらしい展示でした。

 もう十数年前の話になりますが、地元の富山にいるときにアイシンの工場で少しだけ働かせてもらったことがあります。そこは車のギヤを作る製造工場で僕は夜勤の仕事をしていました。熱いアルミの窯から機械が型をとり、一旦水で冷却されたアルミがベルトコンベアーでゴトゴトこちらへやってきます。それでもアルミは十分熱いので手袋をしての作業になりますが、後ろを振り返るとプレス機が置いてあります。アルミを機械にはめ、足でボタンを押すとガチャンとプレスが落ちてきて、アルミの要らない部分が切り取られて、自動販売機のようにひざ元にギヤが出てきてそれを籠にいれる作業です。
 その時はひとりで3レーンを受け持っていたのですが、2レーン目に行くとすでにアルミが溜まっていて、ガチャン、ガチャン、そうすると3レーン目が溜まっていて、ダッシュしていって、またガチャン、ガチャン。そして気が付くと1レーン目には随分と溜まっているのでまた走っていってガチャン、ガチャン、と、、、僕は短い間だけでしたが、あの仕事を続けている方は本当に頭が下がります。個人的な故郷の思い出がよみがえった展示でもありました。

 上記のアイシンの展示「Imagine New Days」はイタリアの文化協会elita主催の賞であるMilano Design Award 2016において 出展者1,135組の中から「Best Engagement by IED」を 受賞したそうです。
 素晴らしい展示の結果がでたようでお祝い申し上げます。

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