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光と神と、そして2011年8月



 まあ、またこうして何かが始まった。
 たしかに、僕はそれに身構える暇さえもない。世界は常に僕を推し進め、足跡は陰に呑まれ、記憶の中に消えてゆく。静寂の中、足音だけが響き渡り、耳元で囁く。

 時間というものは時にとても不思議なものに思える。

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