フランシスコ・デ・ゴヤの絵を模写する老婆
ブログ頻繁に更新をすると言っておきながら、三日坊主だと言われるのがしゃくなのでたまにはエッセイを書いてみようと思います。 ミラノでは年末年始ごろからかなり風邪が流行っていて、自分は大丈夫だったと気を許した途端、どこかに溜まったガスが音をたてて卵から生まれ出るように熱をだして数日寝込んでいました。 というのは、単なる言い訳。 上の写真は「フランシスコ・デ・ゴヤの絵を模写する老婆」です。「温故知新...
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ある年のクリスマスプレゼント
あれは20世紀最後の1999年のこと、僕はオーストラリアの砂漠のど真ん中にいた。日中は40度を超え、目の前に広がるのは数万年前から変わらない赤茶色の砂漠。僕は知り合った2人の日本人と一緒にミレニアムをエアーズロックで迎えようと、バイクを走らせていた。 ウーダナダッタという未舗装の道を走り、砂と汗まみれになってひたすらアクセルを回し続けた日々。今にして思うと一体なぜあんなことをしたかったのだろう。...
7年目のミラノ生活について
この間新事業である日本からのモデルの斡旋会社のコーディネート、サブ・フォトグラファーとして仕事をさせてもらった。日本からモデルやメイク、パリからもヘアなどが来て、レンタルスタジオでの本格的な撮影となった。 この事業は西尾聖子さんという方が中心に立ち上げてられるもので、パリやニューヨークにもモデル達の橋渡し的な事業を展開してゆくとのこと。 ミラノやパリに住みクリエイティブな仕事をしているというと華...