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 01,2017 フランシスコ・デ・ゴヤの絵を模写する老婆 READ MORE

 21,2015 ラテン系 READ MORE

 06,2015 雪と故郷 READ MORE

 21,2014 7年目のミラノ生活について READ MORE

フランシスコ・デ・ゴヤの絵を模写する老婆

 ブログ頻繁に更新をすると言っておきながら、三日坊主だと言われるのがしゃくなのでたまにはエッセイを書いてみようと思います。 ミラノでは年末年始ごろからかなり風邪が流行っていて、自分は大丈夫だったと気を許した途端、どこかに溜まったガスが音をたてて卵から生まれ出るように熱をだして数日寝込んでいました。 というのは、単なる言い訳。  上の写真は「フランシスコ・デ・ゴヤの絵を模写する老婆」です。「温故知新...

ラテン系

 この間フランクフルトから戻るときに空港行きのバス乗り場で2人のスペイン人女性と知り合った。格安航空専門の飛行場行きだったためかバスの便数が少なく、次の空港行きのバスは2時間も後とのことだった。スペイン人の二人は次のバスで空港へ向かうとゲートが閉まる10分前に空港に着くとのことで、3人でタクシーを拾おうとしたが200ユーロ以上かかるとのことで断念。おそらく乗り遅れる飛行機へ向かうバスの車内でスペイ...

雪と故郷

 この冬3度目となる雪がロンバルディア平原に降り注いだ今日、雪の中を歩いてみた。近所のおばさんが「雪は綺麗にしてくれるから」というのを聞いて、へぇ、イタリアでもそうゆう考え方があるのだと思った。 雪の中を歩きながら、まるで体のどこかに隠れていた記憶が降り落ちてくるように故郷のことを思った。忘れていた思い出が雪の中に舞い、そして懐かしい荒々しい冬の海のことを想った。雪は日常を一変してドラマチックにし...
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ある年のクリスマスプレゼント

 あれは20世紀最後の1999年のこと、僕はオーストラリアの砂漠のど真ん中にいた。日中は40度を超え、目の前に広がるのは数万年前から変わらない赤茶色の砂漠。僕は知り合った2人の日本人と一緒にミレニアムをエアーズロックで迎えようと、バイクを走らせていた。 ウーダナダッタという未舗装の道を走り、砂と汗まみれになってひたすらアクセルを回し続けた日々。今にして思うと一体なぜあんなことをしたかったのだろう。...

7年目のミラノ生活について

 この間新事業である日本からのモデルの斡旋会社のコーディネート、サブ・フォトグラファーとして仕事をさせてもらった。日本からモデルやメイク、パリからもヘアなどが来て、レンタルスタジオでの本格的な撮影となった。 この事業は西尾聖子さんという方が中心に立ち上げてられるもので、パリやニューヨークにもモデル達の橋渡し的な事業を展開してゆくとのこと。 ミラノやパリに住みクリエイティブな仕事をしているというと華...